呼吸法

呼吸法 · 31日 1月 2020
筋トレなど負荷をかけた動作をする時に息を吐くのは何故でしょう? 1つは、体幹を固定するためです。体幹が緩んでいたら力が発揮できません。 お腹を意識しながら息を吐くことで、腹筋が収縮し、体幹が固定されます。 2つめは、心臓や血管への負担を減らすためです。 しかし、ある程度のレベルを超えた重さになると、息を吐いただけでは 動かなくなります。その時、大きく息を吸い込んでから息を止めて力を発揮します。 これを「怒責」といいます。 これは、息を吐くよりも体幹が硬くなり、極限に近い負荷を動かすことができます。 ただし「怒責」をすると顔が赤くなりお腹の圧力も上がり血圧も上がります。 ウエイトリフティングやボディビルをやっている人は、そのような状況になっても大丈夫なように血管が出来きています。でも、高い圧力に対抗して血液を送り出さないといけないので、心臓自体にも負荷がかかり心臓の壁も厚くなってしまいます。 若く健康な時はいいですが、加齢と共に動脈が硬化して酸欠になりやすくなります。心不全や心筋梗塞を起こしやすい状況になる事もあります。 そうならないために、「怒責」をせず息を吐きながら動きましょう。